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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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夕方には雪になりました。散歩から戻った私とNIKO犬は、玄関の鏡で見たら粉砂糖をまぶしたよう。外出中の護摩猫の名を呼びつつ帰ったので、彼女も玄関に飛び込んできました。

大海人皇子(正しくは、おおしあまのみこ)が危機を察知し、兄の天智天皇の元から吉野に逃れたのは、671年の今日のような冬の日でした。天智天皇は大海人皇子と以前から確執が有り、息子の大友皇子を次期天皇にしたかったのです。

奈良の山中、雪は降っていたでしょうか。額田王らを連れての逃避行、さぞ心細く凍えたでしょうね。

翌672年、あの古代最大の内乱「壬申の乱」が勃発します。この大活劇は幾つかの小説や漫画にもなり、古代史のここだけは好きと言う人もいるでしょう。日本の古代信仰と呪術に習合した陰陽五行思想が、政治に反映していく時代、白鳳時代はとても面白いのです。と言うか、前にも書いたかもしれませんが、何故か私にはたいへんに「懐かしい」時代でもあります。

今日も私は、そのあたりの本やらひっくり返していて、ちんぷんかんぷんなりにもああ楽しい1日でした。日本書紀の終わりの辺りはきちんと読み込まないといけませんね。
そして夕方と夜は制作です。傍らでストーブがあかあか燃えて、犬も猫も私にもたれて眠りこけてくれる。こういう日こそ幸せですわ。
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土日は、絵の制作のための貴重な時間です。この週末もちくちくと細かい作業を午後いっぱい。寝る前の深夜、電話の向こうでは、機龍が「疲れが抜けない」と言います。私も疲労みっしり。二人とも休みがほとんど無いし、目が覚めても寝た気がしないのです。これはイカン。

身体もですけれど、きっと二人とも精神も疲れているのです。対人関係、仕事の内容、暮らし向きのこと、まあどなたもでしょうけれど、疲労のタネと思ってしまえばもはやきりがない。
見方を如何に変えられるか、気持ちを切り替えられるか。たぶん、そこにかかっているのでしょう。でもねえ、二人で電話で言うのですが、気分転換のそのために、ちょっとでも音楽を聴くとか、本を読むとか、ああそんなことすら、時間に追われてもう疲れ果ててできないのです。良い知恵とか考えることすらできないのです。どこかに出かけるなんて、旅なんて夢のまた夢です。
はー、まさにこの世は修行ですね、ホント。

ネットをしている時にくらりとするたび、地震情報を見ます。今日もここを書こうとしたら、ぐらり。スピードはまだまだ。毎度1分くらいで上げてくれないと。
いつの引っ越しの時にも失せることなく、何十年も引出しの隅に住み続けたPARKERの万年筆が有ります。学生向きのまったくの普及品です。これを大学の卒業論文を書いて以来ほったらかし。1年ばかりして気付いた時には詰まっていました。どう洗浄しても駄目なのに捨てるのが惜しくて、今日まで持ち続けていたのです。

それが今年、小さな超音波洗浄機を買いました。主に老眼鏡やサングラスを洗うためです。ふと思い付いて、この万年筆を入れてみると、まああああ!かつて湯水であれほど洗い抜いたのに、シンクの水があっと言う間にインク色に。詰まりも汚れも取れて、オンボロ万年筆はすいすい水を吸出できるようになったのです。

今日、クォバディスのノートの2008年用レフィルと共に、PARKERのインクが届きました。このインクは田舎では売ってないの。色はBlueBlack。さっそくインクを吸引。書いてみます。
どうかな?どうかな?どきどきどき…
おお、古いペン先から、見覚えのある極太の線が生まれ、するすると文字になって行くではありませんか。たぶん29年ぶり。卒論以来。
そして何と書きやすい。
これでバッグの中のペンケースに、PARKERの万年筆、ボールペン、シャープペンが並んだわ。うふふのふ。

さて、おかげで思い知ったことが。万年筆は本当にその人まんまの文字が書けてしまうのですね。私は子供の頃はもちろん、大人になってもほっそり端正で緻密な文字が書けないのです。行もマスもまるで無視。大振りな、丸く太くまことに野放図な隙だらけの文字です。
…わはははは(いやはやいやはや)。
「…なんて静かなの…」、夢の中でつぶやいたら目が覚めました。カーテンを開けると、ああ、無音の世界にしんしんと雪が降っているではありませんか。世界中、粉砂糖をまぶしたよう。

午前9時を回る頃には、その淡い雪も消えました。でも今夜は冷えます。空も星ひとつないし、また雪になりそうです。今年の雪は早いよ、多いよと言う、地元の人の言葉は本当かもしれません。何かと大変な冬の暮らしになるのでしょうが、それはそれでうんと美しいものを見せてもらえるのだと思います。

そうして私はここに居て、居続けて、また雪の季節を迎えます。
私の従兄弟夫婦と母とで、件の叔母の家の片づけ(ゴミ屋敷なる前に!)をしています。今月だけでも2回は行きました。そうして母は、私への長電話で「ああ、呆れた」「ああ、たいへんだ」と言い、必ず「私はあんなふうになりたくない」と言うのです。

先のことはわからない、でも何でも引きずって、後ろ向きで、恨みがましい年寄りにはなりたくない。私もいつかはいろいろと決断しなくてはならないかもしれない。あまり惚けちゃうと、その時を逃しかねない。ああ、もしも必要が生じれば、何事もその時を見誤らず、母の言うように「前向きに」決断し、生き抜ければと思います。

Amazonから、ハリー・ポッターの最終巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」の案内が来ていたので、つい予約してしまいました。え〜、届くのは来年の7月23日だとか。
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