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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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昨夜はたいへんに綺麗な満月でした。今日も終日雲一つ無く、ほんのり気温も上がりました。

さて昨夜は、テレビはフジの「しゃばけ」を視てしまいました。妖かしモノは昔から大好きなの。主演の手越クンの弱っちい若旦那も可愛かったしィ。裏の朝日「点と線 前編」はDVDの中へ。昔に読んだはずが思い出せない。

録画は午後から見ようと思っていたけれど、何と私がダウン。更年期の生理不順に加えて、仕事のストレスもあり、全身がだるくて気持ちもだるくて、ああだるくてだるくてだるくて…。
疲労が抜けないのです。やれやれ、ここに来てまた少々苦しい日々。たいしたこともしていないのに、弱いなーアタクシ。焦る。けど、どうしようも、ない。
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母方の叔母は独居の81才。今年になって急に弱りました。老いが目立ちます。末妹である母が時々様子を見に行っています。

叔母は生涯独身で、一度も働いたことが無い。頑固です。人間関係から食事から暮らし方から、すべてに独特な一家言が有り、けっして譲りません。その上未だ惚けではないものの、家の中にあらゆるものを溜め込み次々に買い込んでしまう。結果、何度片付けても足の踏み場が無くなってしまいます。危ない…。

母と同じく家事が不得手なところへ老いたのだし、お金が有る。よって高級老人ホームに入るのが一番良いのです。が、それは無理と言うのが周囲の意見。入ったら最後、その日の内から大きなトラブルを起こすでしょう。数日の内に事故になるでしょう。施設にもお仲間にも本人にも、けして良い結果にはならないでしょう。

頑固も考えもの。過ぎてはイケマセン。…でも、現実に今、コマッタナー、ドウスベエです。
今日2度目の日記。終夜暖房しても、階下は8℃しかありませんでした。

まあ思いっきり冷えて、冷え冷えの一日でしたね。晴れたとて、風の冷たいことと言ったら!もールンルンです。えへへ、私は嬉しかったりするのです。寒いのはツライけれど、冬らしい冬であることの方がうんと嬉しい。これで良い。これが冬の有るべき姿よ。この数年が暖冬過ぎたのよー。

今日は本も開かず絵も描かず、ずっと繕い物をしていました。裾まつりとか、大きすぎる衣類を縮めたりとか。大きいのを小さく縫い直すのはまだ容易いけれど、小さいのをどうやって見苦しくなく大きくするか、はたまた他の物に作り変えるか。

すっかり縮んでフェルト状になったフェアアイルセーター(細かい柄の編み込まれたもの)が2枚有ります。渋い色柄が好ましくてそのまま処分するなんてあまりに惜しい。何かにならないかなあと、ただ今思案中。
また日付けが変わってしまいました。仕事の有る日は当日の更新はなかなか難しい。

で正確には22日、昨日のことになりますが、朝起きると一面うっすら白くなっていました。初雪です。21日の晩、仕事を終えて冷えきった車に戻ると、フロントもリアもガラスは全部凍っておりましたから、さもありなん。

22日のお昼は、英語サークルのThanks giving day、すなわち北米大陸に渡った清教徒たちが始めた感謝祭の、それはまあ思いっきりアメリカンなパーティでした。英語のゲームとそれぞれの短いスピーチ、そして聖書からの話。お料理は七面鳥は大き過ぎて牧師館のオーブンに入らないとのことで、チキンの丸焼きとグレービィソース。その他、いろいろなパイやらサラダやらディップやら。

夕方からは仕事。夜9時半頃帰宅すると、家の中はまるで「氷の世界」です。ここまで3時間暖房して、室温はようやっと14℃。今夜も終夜暖房ね。ええ、一昨日21日からは、終夜暖房をつけたまま休むようになりました。

なかなか屋内が暖まらないのは、家が広いせいもあるけれど、だからって狭いなんてご免。私は昔から隅っこや暗がりはあまり好かない。天井が低いのはなお好かない。広いなら高いなら東大寺の大仏殿でもいいくらい。その真ん真ん中で、ぱあんと大の字になって寝たらさぞ気持ちよかろうと。
のたのた〜と亀にも劣るスピードで、私は研究書を読んでいます。それも関れるのは週にせいぜい4日、しかも午前中のわずか1〜2時間のみ。嵩張る家事や急な仕事や工事や修理などで、しかも時々疲れ目で止めたりして、もうなかなか進みません。しかし、スピードは亀にも劣りますが、諦めたらそこでオワリです。よって私は哀れな鈍いオツムを撫でながら(叩くともっとバカになりそうなので)、たーくさんの漢字を掻き集めてはノートにメモしています。

ようやっと吉野裕子全集の第2巻に入りました。第2巻のテーマは「日本古代呪術」。民俗学の立場から詳細な調査と研究に基づかれた労作だと思います。今月に第9巻が出て、週末に買う予定。全巻読むのに1年はかかる…うふふ、シヤワセ。
古代と言えば中村元の「古代思想」(中村元全集別巻)は、古代について哲学として方法論から関わっていますが、こちらは私には更に難しく、後日再び着手の予定。印哲は奥行きも深さも幅も甚大です。

あ、小説は前にも此処に書いた「夜は短し歩けよ乙女」はたいへんに良作で面白かったです。同じく学生時代を京都で送り、作中の場所も店も匂いも温度も風の音も総べて心奥深く今も宿り、もはや脊髄で捉えていると言っていいワタクシには、その意味でもほおずりしたいような作品です。川原泉のわかる方には、なおお勧め。作者森見登美彦の他の作品も、これまた亀にも劣るスピードで、家事の合間の細切れに目を通していますが、いずれも良作。
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