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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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雄猫の金太郎が入院しました。腎臓です。一日置きの点滴を150回近く続けて来ましたが、水曜日あたりから急に腎臓の働きが悪くなった様です。
水曜日の夜、私は彼の具合の悪いのが判らなくて、方々汚したのを怒ってしまいました。その前の火曜日は私が具合が悪くて倒れていました。木曜日は私が習い事とたまった用事と仕事で、朝から夜中まで居ませんでした。金曜日は大雨。そこでやっと金太郎が一滴も飲まず一口も食べず、排尿も一回もしなくなってぐったりしているのに気がついた、私はバカ飼い主です。金太郎は推定ではまだ8才くらい。でも危ないかもしれません。

座るとすぐに膝の上に乗ろうとする金太郎が居ません。
排尿の度「するよ」「したよ」と報告する金太郎が居ません。
戸外の何処からでも駆け寄って来る金太郎が居ません。
金太郎は、捨てられて死にかけを抱き上げた頃から、何があっても私に抱かれればもう安心と思っているのです。
なのに。
私はなんて酷いことをしたのでしょう。
金太郎が見えません。
金太郎の声がしません。
金太郎の抜け毛が今夜はどこにも有りません。
ああ、早く元気になってほしい。帰ってきてほしい。

付>
猫の死因の一番は、安楽死をさせることの少ない日本では、腎臓病だそうです。金太郎は、私が拾った頃はもう、水を飲む量も多かったし、排尿の量も多かった。その時にすぐに腎臓病を疑うべきだったのですが、悲しいかな私にその知識が有りませんでした。

もともとは、乾いた砂漠様の地域に住む猫は、あまり水を飲まずに生きるような身体になっているそうです。ちょっとの水を飲み、とても濃い尿を少量するのが正常です。食べ物だって、本当は魚なんかより獣肉鳥肉、それも生の内臓が好みです(日本は獣肉より魚が手に入りやすかったから勘違いされた)。そして腎臓病の元である塩分なんかは、獣の腸の中に含まれるちょっとのミネラルで十分だったのです。

なのに人間世界で生きる猫達は、いい加減なフードや、塩分の多いニボシや人の食べ残しを与えられてしまいます。金太郎達のもとの飼い主?なんぞは、一番安いフードを戸外のそこらへんにざらーとあけて、カビようが雨でふやけようが日光で酸化しようがそれっきりでしたからね。猫に人の食べ物をやるのも危険です。竹輪のひとかけで、人間なら両手いっぱいの塩を食べた勘定に。腎臓が壊れて当たり前ですね。そうして結局は、特に男の猫は殆ど全員が腎臓病になってしまうそうです(雌は猫の世界でも強い)。

いい加減なフード、幸い我家では与えないでいますが、市販の幾つかは撲滅すべきシロモノではないかしら。猫の喰いつきがいいからと言って、それはただ塩分やら油脂で釣っているだけだと思います。油で塩の味がぼけているファーストフードやスナック菓子を、子供が好むのと同じです。
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治って欲しいです
人語を発しないモノ達。ほんとうに困ります。
昔ハムスターの前脚の骨が折れていたのを2,3日気が付かなかったことがありました。
むごいことです。手術受けたり添え木したりしたけど包帯もテープを即むしり取ってしまうので無駄でした。
金太郎くん、どうか良くなりますように。
hamko 2007/06/24(Sun)15:51:53 EDIT
良くなりますように。
10年前、最後に飼った犬が同じように腎臓をやられました。
最期は一緒に畳の上で並んで休みましたが---。 
心配です。
timakoさんご自身の身体にも気をつけてくださいね。お疲れを溜めないようにしてください。
Yama 2007/06/24(Sun)19:36:28 EDIT
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