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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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金太郎は、今朝4時過ぎに静かに逝きました。お心遣い下さった皆様、心からありがとうございました。

昨日の午後は、佳い風がそよいで陽光も美しく、機龍と私は庭に面したベランダのベンチに座り、間に金太郎を寝そべらせて静かに過ごしました。もう苦しいはずの金太郎は、その時はとても気持ち良さそうで、のびのびと寝ていました。

夕方になって金太郎をベッドに戻し、食事の準備などしていたら、まだ庭に居た銀鈴猫(母猫)が騒ぎました。見るとベランダの下に、とても大きな黒猫が座ってこちらを見ていました。黒猫はすぐに去っていきましたが、私は、あ、お使いだと悟りました。動物の動きには意味が有るからです。

そして昨晩、金太郎の傍で機龍が帰京する準備をしている時でした。金太郎はそれまでぱたりと寝ていたのが突然に身体を起こし、大きな声で「にゃあにゃあ」と方々に向かって何度も何度も鳴いたのです。それが最後の挨拶でした。その後はもう殆ど目も開かず、私が体位を入れ替えてやる時も、もうぐったりして浅い息でした。逝く時、私は上で寝ていましたが、猫達がわあわあ大きな声で何度も鳴いて知らせてくれました。私が傍に駆け付けた時はもう息は無く、でもまだ温かでした。

金太郎は痩せもせず、ふっくら可愛い姿のままで逝きました。推定7才の生涯でした。二枚目で律儀で気配り金ちゃんのこと、最後まで私達に心配させない様にと思ったに違い有りません。

先ほどから金太郎を拭いたりなどしています。夕方までに彼を包む布を用意します。土葬ならば麻の新しい布が良いでしょう。そうして明日、埋葬できたらと思います(機龍が来れればいいのですが。まあ祈りましょう)。近隣の尼寺の敷地に葬っていただけるとのことで、これも昨日に確認できたことです。商業主義の業者に好かない感じを抱いていたら、知り合いから電話を貰ったのでした。卒塔婆も建てて供養もしていただけるとのこと。全部、金太郎が手配してくれたのかもしれないと思っています。

私のような者が、美しく可愛い金太郎猫に巡り会い、数年を共に過ごせたことに感謝し、この幸福を大切にしていきたいと思います。
温かいお言葉をかけてくださった皆様、ありがとうございました。心より感謝いたします。
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無題
ご冥福をお祈りいたします。
大事な家族が天に召されることはさぞさびしくて哀しいことと思います。
どうぞ、timakoさんもお大切に。
ワイン 2007/06/28(Thu)21:01:43 EDIT
無題
お互いに与え、授かり合えたならとても幸せ。金太郎も貴女も。
「ああしてやれば、こうしてやっていたなら、、」の思いは、
銀鈴、護摩、NIKO達とより良く生きるために、金太郎がくれた知恵。

ご無沙汰しております。貴女が、心身ともに健やかでありますように。
但馬屋 2007/06/29(Fri)17:10:07 EDIT
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