まだわかりません

近所に越してきた人々はただ今庭づくりの真っ最中。ユンボで整地したり、トラックで大きな石を運び入れて石垣を組んだり、泉水や彫塑（妙などこの国？なのはヤメレ）を据えてみたり、芝生を貼ってみたり（２、３年持てば良い方）。今年になって新しい定年永住組がたくさん越して来たけれど、いずれも庭づくりが好きらしい。だから田舎に来たとか。苗木を植える間隔が、３m間隔でも狭いと思うのに、都会の箱庭感覚で30cmに植えてしまう人たちです。来年あたり必ず植え替えることになるかと思うけど、まあ何でもやってみなければわかりません。初めっからわかっていたらアナタ、なあんにも面白くなんかありませんものね。ただ、果樹の生る庭をやりたいなら、もっと暖かい平地に住んだ方が相応しいとは思うけど、まあ楽しんで下さい。

その一人が一重の花が好きだと言います。だから我家のほったらかしの庭で、勝手に実生で増え続けているハマナシやら、ドッグローズやら、２、３持って行ってもらうことにしました。午後に取りに来るでしょう。

昨日まではキラキラ晴天で観光客がどっさり。今日は曇って静か。一昨日土曜日に、「死者たちの中世」を読み終えました。今週からは「アカツキの研究—平安人の時間」にかかります。先週までは、勉強の大テーブルの上も周りも、死人病人、屍体に怨霊、犬や鴉がごろごろしていましたが、今日からは明け方は午前３時の、静かな黎明に浮かびそうです。でも、そこに何が見えるか、まだわかりません。