指の力

七夕。なのに小雨ちらつく曇り空。

ここ１年くらい、蓋やキャップを開け閉めするのもタイヘンなら、何かちょっと重い物を持つのもタイヘン。もともと弱い手首に加え、どうやら指の力までが弱くなってしまいました。しかも固くなっている気もする。とほほ。

医者が手首は鍛えられないと言いました。なら指の力。ええ？指の力なんてどうやって鍛えるの？ううむ、もしかして、ピアノの練習をすればいいのかしら。ピアノなんて、私の手が小さいために１オクターブが届かず（今も難しい）、結果弾けない曲が多くて小学６年で止めてしまった。ただし今、ピアノをもう一度やりたい気持ちは十分…けれど、あの退屈なハノンの練習は嫌だなあ（でもね、ハノンが一番指の運動に向いているような）。

そう言えば平安京の昔、八坂神社あたりの犬神人（いぬじにん＊）の頭に、弦指（または弦召）と書いて「ツルメソ」と呼ばれる者が居たそうです。弦指なんて、どんな強靱でしなやかな大きな手指をしていたのかと、つい想像してしまいます。

＊犬神人：いぬじにん
　寺社に隷属し雑役をこなすのが神人。「犬」を冠され呼ばれた。死屍の始末をはじめ、葬送埋葬、また神社の行事や葬儀の用具供物の後始末も彼らが仕切り、それらの賃貸もしていたらしい。国などの兵役課役も免除。皮革などを用い、沓（くつ）や弓弦の生産を生業とした。眼だけ残して頭部はすべて白い布を巻き付けた覆面姿。かなりの武装集団になっていたらしい。

めめめ

雷の夕方を何度か過ごして、いよいよ盛夏。冷房のない山の家とて、昼間はすべての窓を開け放ち、風を入れています。この１、２年は扇風機をたまに使うようになりました。昔はそんなもの必要無かったのですが。

ああ、眼、目、me …この週末は私は勉強の本も何も読みませんでした。読めませんでした。またまた白眼に出血してしまい、今もウサギの眼なんですもの。医者からは、寝不足絶対厳禁とか、８時間寝ろとか、せめて両目を瞑っておけと言われています。そうは言ってもねえ。仕事のある日はその日の内に寝ることは難しい。でも脳硬塞や失明なんて困る…。

私の場合は何より三つ目の目（心眼）が曇っているのかな。しょっちゅうウサギの眼になるのは、そういう「お知らせ」かな。今の暮らし方を検証し、必ず変えていかねばならんのだろうな。

ところで、必要な睡眠時間は個人でずいぶん開きがあるとも聞きました。４、５時間で済む人もいれば、10時間必要な人もあるそうです。まずは目指せ７時間、でしょうか。

護摩猫回復へ

あら、０時を回ってしまいました。遅くなりましたが、お礼とご報告です。護摩猫への温かいお言葉をほんとうにありがとうございます。おかげさまで護摩猫は回復に向かっています。

地元の獣医は午前９時開院。せめてその30分前に並ばないと、一番乗りは難しい。一番乗りして消毒したての診察室に入りたいもの。よって昨日木曜の朝は６時過ぎに起き、家事と朝食と犬の散歩を済ませました。実は前の夜１時半くらいまで塾の広報の仕事（HP更新）をしたので、辛かったのです。でもンなこと言ってられません。さあさあとお財布を持ち、犬を玄関内に繋ぎ（屋内で一匹で自由にしておくと、たまに粗そうが…）、洗濯ネットの大きなのに護摩猫を入れ、いざ獣医へ。

ケージもいいのですが、獣医での診察には猫は洗濯ネットが一番かと。普段大人しい猫でも、慣れない環境に驚いて何をするかわかりません。ファスナーから患部だけ出すようにすれば、引っ掻き暴れることもなく、逃走事故も防げます。ネットの穴から注射もできます。

良かった、護摩猫は入院せずに済みました。朝には自力でトイレができました。水を飲み、食餌を取りました。一度吐瀉したのは微熱のせいかな。ひたすら寝込むと、昨夕には食餌を取る様子もしっかりしてきました。顔右半分、特に目蓋が腫れています。目の充血も痛々しい。でもまあ数日の抗生剤服用と眼軟膏塗布で乗り切れそうです。

護摩猫は骨太でがっしり筋肉質です。まるで小さな虎のよう。ただもう推定12才、昔より肉が落ちた感じで、覇気も薄らいだ気がします。今回のことで１kgも痩せてしまいました。それでも4.8kgですって（多い…）。出たがって騒いでも、あとせめて一両日は家の中で養生させたいです。

護摩猫ケガ

護摩猫が昨夜に丸一日半ぶりに戻ったのです。ところが食餌も取らずに寝込んで、それきり喰わず庇らずで起きてきません。今日よくよく見ると、右の目が真っ赤。右額から右耳後ろにかけてかなりの傷です。引っ掻かれたのかな。既にリンパ液で黄色く固まっています。

ああ折悪しく、今日は地域の獣医が皆休診日。仕方がない、明日朝一番に、護摩猫を連れて、駆け付けるつもりです。取りあえず、以前に獣医で貰っておいた抗生物質を、猫の口に押し込みました。スポイドの水もちゅっと流し込みます。護摩猫はようくわかっているみたいで、薬を吐き出したりはしません。そっと撫でてやるしかない。ゴロゴロいってくれるけど、切ないです。

目

久しぶりの晴れた夜が続きます。空気が冷えて澄み渡り、天の川もそれは豪華です。ああ、昔習った星座もずいぶん忘れてしまいました。

星と言えば、この頃は自分の勉強で、古代中国において神格化された北極星と北斗と南斗が、我らが本朝でどのように神道祭祀に習合し隠されたか、また隠されなければならなかったか、など読んで（眺めて、が正しい）います。これに限らず弛んだおツムのせいで、相変わらずワケわからんです。

昨日月曜日は、午前中に眼科医院へ。年に一度は検診を受けようと決めていたのと、最近細かい文字が滲んで見えるのと、目に痒みと充血が有ったからです。花粉症のアレルギー性結膜炎と、少々眼圧が高いと言われ、緑内障の検査もしました。結果、幸いにも眼底はきれいだったようです。老眼鏡の度数も1.5＋のまま変わっていませんでした。

昨今は本を読むのもせいぜい一度に２時間を限度にしています。目が疲れるからです。外出先でも、例えば商品のラベルやパンフレットの説明が読めなかったり、不便に思うことが増えました。知人みたいに、ルーペのペンダントや、携帯用の小さな老眼鏡を持ち歩いた方がいいかしら。失明したら洒落になりません。まずは目をもっと大切にしなくてはね。