日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
- もう言わない。
- (2009/09/01)
- だめだ
- (2009/08/13)
- 体調はまあまあ
- (2009/08/10)
- 日記引っ越しだけどここも継続
- (2009/07/31)
- こんなこと書いてたり
- (2009/07/29)
最近読んだり購入した小説やエッセイ。
「龍神の雨」道尾秀介
(降りしきる雨よ。願わくば、僕らの罪を洗い流してくれーー。)
「絶望ノート」歌野晶午
(神様、今度はあいつを殺してください。)
「薔薇は生きてる」山川彌千枝
(美しいばらさわってみる、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる)
以上はすべて少年少女が主人公で、括弧()の中は帯や副題になっていた文章。中身は死と殺人に満ちたものです。つまり、これらは死を書きながら、生を描いているのですが。
日頃私が仕事で出会う中高生は皆元気ですよ。きちんと食べて部活して勉強も人間関係もなんとかやっつけて、そうやって生きてます。でも私は昔から、若い人にこそ「死」の匂いを感じてしまう。あの炯々と眩しい若木の背中合わせには、同じくらい黒々と死が添うる気がする。
午前中は暖房が必要なくらい冷えました。雨間に外に出てみたら、ドッグローズのピンクの一重の花が、いくつも咲き始めていました。ほうら、薔薇の六月が来た。
「龍神の雨」道尾秀介
(降りしきる雨よ。願わくば、僕らの罪を洗い流してくれーー。)
「絶望ノート」歌野晶午
(神様、今度はあいつを殺してください。)
「薔薇は生きてる」山川彌千枝
(美しいばらさわってみる、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる)
以上はすべて少年少女が主人公で、括弧()の中は帯や副題になっていた文章。中身は死と殺人に満ちたものです。つまり、これらは死を書きながら、生を描いているのですが。
日頃私が仕事で出会う中高生は皆元気ですよ。きちんと食べて部活して勉強も人間関係もなんとかやっつけて、そうやって生きてます。でも私は昔から、若い人にこそ「死」の匂いを感じてしまう。あの炯々と眩しい若木の背中合わせには、同じくらい黒々と死が添うる気がする。
午前中は暖房が必要なくらい冷えました。雨間に外に出てみたら、ドッグローズのピンクの一重の花が、いくつも咲き始めていました。ほうら、薔薇の六月が来た。
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