冬で困ること

昨日の未明から一気に気温が下がり、雪まで降ったのは、私が冬空に向かって「どうなってるんダ！」と文句を言ったからなのです。富士山も雪が止めばくっきり。

ああ、毛糸の帽子の上から綿入りのフードを被っても、すぐ頭痛がしてくるほど冷えきっています。戸外で冷えて頭痛がするのは、たぶんむき出しの顔の骨が冷えてしまうからでしょう。終日零下。この時期は、観光客が着ているような新型の、ウエストを絞ったちゃらけたダウンジャケットなど、何の役にも立ちますまい。もっとブクブクのスタイルの、空気をいっぱいに孕めるものでないと。

そしてたいへんに困ることに、冬になると特に週末や連休あたり、私は気持ち悪くなってしまいます。うう、苦しい。吐き気が咳が止まらない。今日も夕方からしばらく呼吸困難で倒れました。

これは寒さや冷えからではありません。「有機溶剤」や「合成香料」のせいです。観光客やスキー客の多い時期、彼らが戸外で使う静電気防止スプレーや防水スプレーの、はたまた近所の温泉の廃水からただよう合成シャンプーの、車窓から垂れ流される煙草の煙の（吸うなら窓を開けるな！公害だ！）、化学物質〜特に溶剤や合成香料のせいです。普段の何倍増にもなって凶器です。
それらは、この冷たい空気のせいで拡散せず地面近くに漂って、戸外の私や鳥や獣達を蝕みます。散歩の犬も、大クシャミしたり、えづいたりと可哀想。冬は風の無い日は戸外に出ない方が私や犬には安全かもしれません。私が美容院や大きな温泉に行かない理由もこれです。

夏はペンキや虫よけスプレーや防虫剤殺虫剤や農薬で苦しめられ、冬は冬でこのありさま。もっと人が居ない場所に行きたい。でないと、命が保たない…。