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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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アトマイザーを求めました。透明より、深紅の色ガラスを。バルブ付きの小瓶を。400年昔のフィレンツェの調香「Acqua della regina 王妃の水」を身にまとうため、霧にしたい。

16世紀、フィレンツェのカテリーナ・ディ・メディチはフランスのアンリ2世へ嫁ぎました、結婚に姿を変えた、それはまさに「戦闘」ね。

Guerlainの名香Mitsouko(1919)の名前にも「戦闘」がつきまとう。
名前の由来となった二人の女。伯爵夫人クーデンホーフ光子は異国の社交界の花形で。当時の流行小説「La-Bataille ラ・バタイユ」の意味は「戦闘」で、ヒロインの日本海軍総督夫人ミツコは奔放で。

私の愛する、これ以上ないほど優美で気高い香りたち。この春先から私は、かねてからの予定どおり自分の軌道の大修正に入りました。さっそく内外戦いに明け暮れ。予想通り戦況は芳しくない。でも倒れない。この戦闘に心が求めるのが、奇しくもこれら二つの香り。
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午後深く、私は使い終わった絵皿を洗っておりました。絵皿に残った絵具を使い切るまで皿は洗わない。だから、中には1年ぶりにすすがれる皿も珍しくない。ともかく、そういうものの洗い場は、壁と棚に囲まれた凹みに向かっていて、昼間でも手元が暗いのです。

何枚か洗い進むうちに、時折、その手元がふわっと明るくなることがありました。蛇口からとぽとぽ流れ落ちる湯に、透明な柔らかな光が震えます。振り向くと、北窓の外に大きく茂った白樺が、大風に分け入られて揺れていました。大きな枝がぐううとしなうと、それだけ広々と空が開けて、大きな光が差し込んでくるのでした。

描きたくなくても描かねばなりません。仕事です。

そうか!
なーんて、騒ぐ事でもない…ことないわ。私には大発見やわ。

絢香さんのデビュー曲「I believe」に、「どんな色にも染まらない、黒になろうと思った」と有ります。これをもう何十回何百回聴いたかわからへんけど、昨日、「色」と言う事でふと思ったんよ。

私、隠れ共感覚者でしょ。子供の頃からこちら、こんな感覚は不便!(だってアナタ、私は例えば「あか」と紺色で書かれても混乱するもの。私には「あか」は色で言うたら「あ/赤」と「か/茶」やもの)とばかり、ただ打ち消して見ないようにして生きて来た(脳の半分の力、と言うか心の半分を封じ込めたようなもんやね)んやけど、このごろそんな気持ちもタガが外れたように消えてます。もう今後の人生、虹色でええやんて。

ま、それは置いといて、私思い付いたんよ。暗証番号とか、電話番号とか、通帳番号とか、そう言う大事な数字は、人に見られへんよう、メモかて隠すでしょう?
でも私、そのメモ隠さへんで済むんよね。バッチシ見える所に大書きで貼りつけておけるんよね。だって、私がどの数字に何色を感じているか、色だけでなく他の感覚(触覚とか味とか温度とか)ではどう感じているかやなんて、誰も知らんやんか。

ふふふ、これからは私のメモは極彩色です。色でメモって危なければ、「柔、固、ぬるぬる etc.」なんて感覚でだって書き表せます。ははは。もっと早うにそうしといたら良かった〜。

!お!共感覚って、もしかして、不便やのうて便利なん?!
大発見やーん!!

調べものしたり、日記書いたり、そんな時、動画サイトの絢香さんの歌と画像を楽しみます。天才ジャズピアニスト上原ひとみや、スキマスイッチや、コブクロとのコラボも大好き。尾崎豊の「I LOVE YOU」のカバーもいいのです。

でもね、デビュー10ヶ月の頃にはもう首の腫れが…腫れが治まって見える時期も有るけれど、さらに去年の動画では、もう首の腫れが大きくて痛ましい。一部ファンの中では既に「バセドウ?」と囁かれていたのだけど、ご本人が何も言わないのだから、ただ噂は噂でしかなかった頃です。

ところで、今日「真夏のオリオン」を観てきました。派手さはないけど、いい映画やったよ。戦争のことを描いた映画では、アニメだけど「スカイ・クロラ」が好きです。
最近読んだり購入した小説やエッセイ。
「龍神の雨」道尾秀介
(降りしきる雨よ。願わくば、僕らの罪を洗い流してくれーー。)

「絶望ノート」歌野晶午
(神様、今度はあいつを殺してください。)

「薔薇は生きてる」山川彌千枝
(美しいばらさわってみる、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる)

以上はすべて少年少女が主人公で、括弧()の中は帯や副題になっていた文章。中身は死と殺人に満ちたものです。つまり、これらは死を書きながら、生を描いているのですが。

日頃私が仕事で出会う中高生は皆元気ですよ。きちんと食べて部活して勉強も人間関係もなんとかやっつけて、そうやって生きてます。でも私は昔から、若い人にこそ「死」の匂いを感じてしまう。あの炯々と眩しい若木の背中合わせには、同じくらい黒々と死が添うる気がする。

午前中は暖房が必要なくらい冷えました。雨間に外に出てみたら、ドッグローズのピンクの一重の花が、いくつも咲き始めていました。ほうら、薔薇の六月が来た。

昨日は関東甲信越は恐ろしい雷雨でしたね。犬も大雨では散歩に出たがらないし、私は外の仕事も無かった。終日ぼやぼやと絵を描きながら、届いたばかりのDVDやら、好きな俳優の録画やらを横目で眺めて過ごしました。

6月もあっという間に後半ですか。制作はなんとか間に合うかな。あ、額を注文しなければ。

画友は6月に早世しました。命日前に届くよう、毎年カサブランカの花を送ります。すると、遺されたご母堂からお電話が有り、まもなくお菓子と達筆のお手紙が届くのです。そうやってもう何年も経ってしまった。彼女の葬式当時、まだ少し杖が必要だった私の足は、今は大型犬の散歩ができるほどに回復しています(走れませんけど)。
しかしなあ、画業の芯はさっぱり進んでいないよ。
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