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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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とある軽犯罪の目撃者であった私は、今日昼前、冷え冷えとした曇り空の下、現場での実況検分に立ち会い、午後は被疑者の容貌確認(面通し)のため、地元の警察署に行きました。

生まれて始めて「取り調べ室」に入りました。狭いです。6畳くらいかも。その中で少し待たされたので、じっくり観察。だってもう二度と来れないかもしれないもの(来たくないですが)。

まず、ドアの並びの壁にはインターフォンと換気扇のスィッチ。入って右手の壁には、黒いカーテンのかかったマジックミラーの窓と、その下に筆記者用の長机と椅子。部屋中央には、テレビの刑事物そっくりの灰色の事務机が有り、被疑者用の椅子は肘掛け無しの灰色の事務椅子で、何とこの椅子の脚はロープで机に繋がれています(被疑者が椅子をブン投げないためかしら)。取り調べをする人用の椅子は肘掛け付きで、きれいな青色の背もたれも高く、まあまあ快適そう。
入り口正面の、床から1mくらいの処から天井近くまで有る窓は、内側から太い鉄格子、ブラインド、そしてガラス窓の順です。
入り口左手の壁には、警報装置の他、ここ数年分のカレンダーと、長野県を中心にした近隣県の地図がずらずらと貼られています。ああ、これで「いつ」とか「どこ」とか確認するのかなあと思いました。

隣室の被疑者の容貌を確認するのは、そのマジックミラー越しでした。婦警さんが「向こうからはこちらが見えませんから」と言うものの、向こうの目がこちらを探るように動くし、途中視線が合った気がした時はドキリとしました(わあ、何だかこちらが悪いことしてるみたいじゃないかー)。

長年人物を描いてきた以上、目で見て人の判別はできると思っていたのですが、意外と難しいとわかりました。自分が目撃した時と、衣服や髪型が変わっていたりすると、100%その人だったかどうか言い切れなくなります。顔や体格の特徴を記憶していたので、今回は判断することが可能でしたが、人の記憶なんぞと言うものは、かなりあいまいなのだと悟りました。

警察からの帰途、大型量販店に立ち寄り、つい真っ赤なカーディガンを買ってしまいました。赤い色が何か私の気持ちを救ってくれるような気がしたからです。大型量販店ブランドの安価な衣類(三千円ほど)ですが、なかなか値うちですね。
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無題
そこもまた非日常の世界ですね。
真っ赤なセーターを買ってしまったというtimakoさんの気持ちがすごくよくわかります。私はそうい場のストレスにすごく弱いです。自分が疑われているだけで、何もしていなかったとしても、もう犯罪者になった気分です。
ワイン 2008/10/27(Mon)08:44:49 EDIT
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