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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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円高ドル安で、日本国内のティファニーは去年も値下げしたはず。また明日からさらなる値下げらしい。ティファニーかあ。チョウチョの銀のペンダントトップを持っていて時々使うわね。

絵のコンクールで300万円の賞金を貰ったのは、30歳くらいの時(ほら、これも覚えていない)。1月の終わりだったと思います。2月の今頃は、その賞金で欧米の美術館めぐりをしようと計画していたような。そして選んだのは、世界一周のビジネスクラスのチケット。まず英語のNY、そこからイタリア各地、最後にオランダに寄って帰国する予定でした。

初めてのNY。NYでは、私は人々の歩く速度に付いて行こうと必死に歩き(当時住んでいた大阪で通行人の早足に馴れていたはずなのにタイヘンだったー/しかも誰も赤信号でも立ち止まらないしー/当時は人々から遅れて歩いたり、まして歩みを止めたら最後、あっさりヤラれる感じがありありの街でー)、かと言って、地下鉄駅は(今は無き貿易センター以外の)、入り口からして如何にもな野郎がたむろって乗るどころではない。
ともかく10日間ほどは、昼間はまずメタロポリタン(The Metropolitan Museum of Art)とMOMA、その他グッゲンハイム美術館(Guggenheim Museum)やアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History/巨大な恐竜の化石がいっぱいで、うんと楽しかった。中学生に間違われた)に通い詰めていました。そこだけがホッとできるところでしたし。殆ど毎日イーストサイド、セントラルパークの東側の道を、ホテルと美術館の数キロを徒歩で往復していました。そのまるで競歩のごとき歩きのおかげで、2週間余で数キロ痩せたような(笑)。

そのNYで求めて、美術館通いに着ていたアクアスキュータムのコート、今でも持っています。アクアスキュータムのハウスチェック柄のパンツを買った時の端切れが残っているので、それで傷んだ袖口を可愛く補修してまた着ようかと。バーバリーのチェックより、私はこちらのハウスチェックの方が好みです。

いやそんなことはともかく、ティファニーのこと。私は五番街近辺のホテルに居たので、一応身なりを整えてティファニーの店も覗きました。宝飾店に行くのに男性のエスコートが無いのがモンダイとは思いましたけれど(NYには優しくて金持ちの知己は2人居ましたが、ヤじゃない?好きでも無い男と行くのは)、私はアジア系だからまっいいかと。
私の目を引いたのは、1カラットに満たない小さなダイヤモンドのペンダットトップでした。日本円に換算すると100万程度。買いませんでしたが(実は少し迷いましたが)。
たいへんに美しかったです。ティアドロップ、しずくの形。今でも目に浮かぶのね。

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ティファニーというと、あのオードリー・ヘップバーンの映画を思い出します。おもちゃのリングに名前を彫ってもらう、というシーンがありませんでしたっけ?すてきなお店ってこういうのね、と思ったものです。
(実際はファンタジーだとわかっていてもね♪)
ワイン 2009/02/11(Wed)10:31:18 EDIT
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