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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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B12
この春に有料施設に入居した私の叔母はかなりの貧血です。昨日も母が通院に付き添って、代わりに医師に話を聞いてきました。

医師によると、何と痴呆も貧血も、ビタミンB12の不足が原因のひとつらしい。よって痴呆の初期段階で、B12をきちんと摂取していくと、症状が改善したりもするそうです。
またB12は野菜や穀類からは摂取できず、だから菜食主義なんかもってのほかで、肉や魚を心掛けてとるようにとのことでした。特に肉を食べないと血管も弱ってしまうそうです。叔母は食事からなんて悠長な段階ではないので、当面連日の点滴で対処することになりました。

ふうん、ならば、最近流行りのマクロビオティックも、徹底してやるのは却って危険なんでしょうね。私は肉や魚を食べますが、その私に対して、人を見下し哀れむような物言いでマクロビオティックを勧めてくれる人が居ます。でも、どうなんでしょう。

彼女たちによれば、マクロビオティックの生活は、野菜や玄米の自然食で心も身体も浄化されていくとか。だから、髪も肌も透き通るように美しくなると言うのですが、大嘘だと思うわ。その人は貧血ですし目もしょぼしょぼ、お仲間も皆肌も髪も力無い感じで、誰もが10才は老けて見えます。
また、菜食主義だから気持ちも優しくなるのよなんて、それも嘘。排他的で教条主義に走っているように思えます。何より妙な考えで、栄養不足から痴呆になっちゃったら辛いわ。
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昨日の朝、犬と散歩をしていると蟹が居ました。身幅4cmくらいの大きめの沢蟹。こちらに来てから16年、山の中の蟹なんて初めて見ました。林の向こう20m程にきれいな小川が有るので、其処から来たのでしょうか。車に轢かれないよう、林の方に誘導しておきました。ただその間、蟹からは小さな鋏でずっと威嚇されっぱなしでした。

真夏真夏!暑いです。今月から夏掛けと、ひんやりさらり麻のシーツにしています。麻は、ああ気持ちいい。別荘地は扇風機をつけないでも済んではいますが、下の村の中心部では28℃まで上がったとか。畑にはトウモロコシやセロリがいっぱいで、横を通る度に大きくなっていて、ああ楽しみ。何でも値上がりの中、地元の野菜だけは安いままで、ああ有難い。



さっそく注文した「淮南子(えなんじ)」の上中巻2冊が今朝届き、ニコニコの私です。最初にぱっと開けたのが、「天地以設、分而為陰陽。陽生於陰、陰生於陽。陰陽相錯、四維乃通。或死或生、萬物乃成。」に始まる『天文訓22』のページでした。
ところでこうした原文は、特に書籍を求めなくてもインターネット上で見ることができます。例えばWikisource(維基文庫の自由的圖書館)では、 「淮南子」のとおりです。ああ、ありがたい。

今回は、いつものAmazonではなく、 ビ−ケ−ワンと言うオンライン書店で求めました。お誕生月ギフト券500円分をくれたからです(ここはAmazonのように解説が詳しいわけではないのでちょっと買いにくい時も有るけれど、こういうサービスは大事よね)。また今回何故2巻だけにしたかと言えば、10,000円以上の代金になるとのことで、来月に1,000ポイント(1,000円分)くれるからです。よって下巻は来月買うことにし、その時にポイントを利用するつもり。おほほ、ケチケチ。

あ、昨日は暑い暑い甲府まで「クライマーズ・ハイ」と言う映画を見に行きました。飛行機事故を取材する新聞記者たちのお話です。私は生前の父親を思い出しました。父も50才近くまで新聞記者をしていたからです。まあ新聞記者と言っても、私が小学生の頃には父は既に某新聞社の富山支局長で、まもなく名古屋に帰ると論説委員になっていました。だから映画の中に度々出て来る、切迫し騒然とした「現場」に身を置くことは、たぶんもう無かったと思います。

父は家で原稿を書いている時間がけっこう長く、おかげで門前の小僧の習わぬ経のごとく、私は小さい頃にかなりの文字やら語彙やらを吸収してしまいました(そのままおベンキョに邁進してたらヨカッタんですけど、ねえ/笑)。ただ、そういう父や環境が、小さい私に何か残したものがあるとすれば、ひとつには「大人は家で何時間も机に向かうもの」と言う印象です。だから一度も本を開かなかったり、何も書かなかったりすると、その日は何かうんと大きな忘れ物をしたような気がして、私は今も落ち着きません。

昨日の帰りには、甲府で給油しましたとも。諏訪よりなんと6円も安い1ℓ176円で入れられました(機龍がセルフの抽選ゲーム付き給油機のスロットルで4等を取り、2円引きになったおかげです)。
「淮南子(えなんじ/呉音読み)」が欲しいです。「淮南子」は、中国の古い思想書と言うか哲学書と言うか、むしろ百科事典みたいなもの。前漢の武帝の頃(紀元前百年頃/日本はまだ弥生時代でヤマト王朝)に、淮南王(わいなんおう)の劉安(りゅうあん)は広く学者を集め、日夜討論させました。「淮南子」はそれらの諸学派の説をまとめて編集し記述させたものです。道家や陰陽家、法家、儒家などの思想が盛り沢山とか。現存するのは元の半分以下らしい。

昔の人が物事をどう捉えていたか、興味津々。私は断片しか読んだことがことがないのですが、それだけでもうんと面白いから困ったもの。おかげでまた「欲しい病」が出てしまいました。

「新釈漢文大系」(明治書院)で、上中下巻の全3巻で約20,000円。諸般の値上がりでキビシさを増す私のサイフにはちとイタタです。だからまた月に1冊ずつ買うことになるのかな。ちょうど吉野裕子全集が今月最後の配本になるので(しかも最後の第12巻は機龍が誕生日のプレゼントにしてくれると言うので)、さっそく今月から上巻を求めようと思います(やっぱり買うのね>自分)。

漢籍は他にも読みたいものがいくつか。漢文なんて嫌いだったのに、わはは、どうしたことでしょう。それにしてもああ、寄付で少し空けた本棚が、またいっぱいになってしまうわ…。

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>こつこつやっていたと思っていたものが、いつの間にか惰性になってしまう
ええ、初心忘れるべからずです。私は慢心しやすいので気を付けないとアカンのです。
今日は絵はひたすら着物の模様を描いていました。勉強は、ある時期の北極星と北斗七星と南斗六星の位置が、そのまま伊勢神宮内宮の建造物の配置になっている等々、他に今昔物語集の中で甲殻類(蟹とか)が出て来る話(報恩譚が多い)をおさらいしました。

そんな絵の制作も勉強も、亀の歩みどころか、尺取り虫にも劣る進み具合。休まねばならない日も多いです。それでもコツコツ続けているのですが、その「コツコツ」やっていることで安心得心し、やがて慢心し、目的を忘れてしまうのが一番怖い。
コツコツは実に危険な方法です。意志が真に強靱でない人は選んではいけない方法です。ダイジョブか?私。

この2、3日は天候が目まぐるしい。晴れればギラギラ夏空で、降ればまあ酷い驟雨で。夕立ちやらも多いです。雨に閉め切った部屋には、頂戴ものの五色(白、赤、オレンジ、緑、ピンクベージュ)のカーネーションがふっくら香ります。濡れた庭は、オカトラノオやアザミが明日にも咲きそうです。
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