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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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60cmほどあった髪を、ばっさり!切ってきました。市松人形ヘアの出来損ないから、一気に短かめのレイヤー。もぉ軽くて軽くて!自分の頭が自分の頭ではないみたいです。

私の髪は細めの癖にそれはそれは量が多いのです(遺伝。これでも若い頃から3割は減った感じ)。それを、最も長く残った部分でも10cmばかりにしてしまいました。さらに男の店長が汗を流して梳きに梳いて、髪の量も数分の1に。

若い時は、髪を伸ばしてもどっしりと落ち、ハネもなくきれいに収まりました。特に30代がピークで、ゴージャスな髪と言われるのが嬉しかった。ところが、誰でも50才を過ぎると髪質が変わるようです。私も全体に毛が少し痩せて、しかも強くうねり始めました。髪が老い始め、均一に水分や栄養が行き渡らなくなったのでしょう。結果雨なんか降れば笑って下され、もぉ「感電市松人形」ですよ。

後で切り落とした私の髪を集めると、なんと大きなバケツから溢れるほどに。美容師たちがそれを見てびっくりしていました。今時は合成シャンプーの回数やヘアダイ、偏食やダイエットが過ぎて、若い人でも毛が痩せて傷み、量も少ないそうです。
…レイヤーやらシャギーやら、まるでズタ袋を逆さにしたようなこんなヘアスタイルは好きではない。だからずっとストレートにしていましたがもう仕方が無い。年を重ねると、好きな髪型もできなくなるのね。悲しいわね。

ともかく私はCSキャリアらしく、合成シャンプーなどの影響で、両目から涙が溢れて充血。また本来なら好ましいはずのシャンプーの残り香で、さっそくクシャミしたり咳き込んだりしています(早く洗い流してこよう)。
まあそれでもこれから当分、髪の重さで首が痛いなんてこともなく、シャンプードライの時間も短くなりそうです。
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金曜日には「スカイ・クロラ(The Sky Crawlers)」を観てきました。森博嗣の小説とそのシリーズのアニメ化です。

平和が実現してしまった世界なんか。そこでは人々は、むしろ心の底では戦争を渇望するようになるのかもしれません。何か悪い敵でも無ければ、簡単には自分の正当性を証明できないからです。しかしもはや戦争はおおっぴらには望めない。となれば、人心を落ち着かせるため、ただそのための、企業にまかされた代用戦争ゲーム、商材としての戦闘機パイロットが必要になります。そんな彼らのお話は、どこまでも淡々と静かで悲しく、彼らの心の底は激しいのでした。

自分の存在そのものが欺瞞に満ち残酷で、もし生きる意味が見出せないとしても、せめて何か少しわかるまでは、何かつかめるまでは、何とかして生き抜くべきだと。

昨日も今日も「スカイ・クロラ」の青空のような日。映画では青空での戦闘シーンがすばらしかった。そして昨日も今日も午後に激しい雷雨が有りました。そんな夕立の後は、まことにひんやりと涼しい。雨に洗われ冷えた夜空には、輝く大銀河。
みな汗だくで、むうと赤く上気して、ああ、晴天と夕立ちの日が続きます。何と言っても高原は紫外線量が半端じゃあありません。唯一昨日水曜は午前中から時々雨で、黒い厚い雲が日光の熱や紫外線を遮ってくれて、高原はひんやり。寒いくらいでした。雷鳴は恐ろしかったけれど過ごしやすかったわ。

犬の散歩にはサングラスをして出かけます。白内障や緑内障はご免だもの。だからチリも積もればサングラス、日々目に入る紫外線をカットすることで予防します。そのために専ら「色のついていない」完全UVカットのサングラス。無色透明もしくはほのかな色のガラスは眼科医お勧めで、私も1、2年ばかり前に作りました。
無色透明は、車の運転には眩しくて向きません。でも散歩や庭仕事にはこちらの方が無難とか。これまでの「濃色」のグラスは、瞳が「周囲が暗い」と判断し、瞳孔が開いてしまってとても危険だそうです。だから私のサングラスは、ごくごく淡いピンク色。

火曜日にシャマラン監督の「ハプニング」を見に行きました。怖かった怖かった怖かった!!機龍は「最後にもうひとひねり欲しかった」と言いました。うんそういう考えも有るかも。いやあれはあれでシンプルでいいかも(どっちだ)。
岩絵具は、皿に残ったら何度もお湯を張って上澄みを捨て、膠分を抜いて乾かし、その皿ごと保管します(元の瓶には戻しません)。次にはその古いものから使います。制作する度に、いちいち新品の絵具を皿に出すのではありません。その絵具が高かろうが安かろうが関係ない。大切に使い回すのは、その絵具がどんなに苦労して作られているか見聞したことが有るし、何より絵具は心を表現してくれる、大切な貴重なものだからです。

なのに、文化教室に日本画を教える手伝いに行くと、まあびっくり。呆れてしまいます。有閑マダムたちが高価な絵具をざあざあと溶き、ちょろと塗って(あれは絵具を「置いて」はいない/岩絵具は「置く」ものなのですが)は気に入らんと洗い捨ててしまうのです。絵具の膠の抜き方や保存方法を教えようとしても聞く耳持たず。…それで何かコンクールに入選しようたって、「有り得ないっつーの!!(花より男子・つくしちゃん風に)」。

燃えるゴミ、資源ゴミの日には毎度びっくりです。特に衣類。新品同様がごっそり棄てられるのです。手編みのセーターはどうしてほどいて編み直さないのでしょう。衿が擦れただけで破れてもいないワイシャツは、何にでもなる(上下を切ってまつるだけで良い枕カバーになる)のに。あのジーンズは薪バッグに、この浴衣は台拭きになど、毎度あれこれ思ってゴミの山を見てしまいます。もちろん拾って来るなどしやしませんが。

布切れをなかなか棄てられない(私が呉服問屋の孫娘だからとは言えないわね。母は呉服問屋の娘なのに、人の物でも気分でパッと捨ててしまうもの)。例えばシャツやパジャマやチノパンがもう傷んで着られなくなっても、そのまま捨てたことは有りません。
きれいに洗い、使えるボタン、留め金具をはずし、その後は傷みの無い部分の布地を切り取ります(ただし古いファスナーはゆるみが出やすいので捨てます)。布切れは種類別に保管し、ある程度まとまると、色柄や繊維の種類を考えて継ぎはぎします。絵の覆いカバーや、ソファやベッドや枕カバー、色々な大きさのバッグや収納袋に作るのです。思い出の好きな色柄ばかりだから、再び楽しめて嬉しい。

だから裂き織りやらパッチワークするのに、新品の布をわざわざ買っては切り裂く御婦人のオツムの中はどうなってるのかと思います。こちらも、なーにがコンクールざんしょ。
日本を滅ぼすのはそういう女性だと思うわ。そんな人が母親なんですからね。
また暑さが戻ってきました。この夏は水と温度と日照が豊かなので、野菜と果物は価格も味も二重丸です。「何でも高い折、良質の物が安価供給できていると思います。せめて皆様に美味しい高原野菜や桃や西瓜を味わっていただきたい」と農家の方の話。

さてここもつい更新できず。野暮用で落ち着かなかったのです。さらにひさしぶりなのに、愚痴。
仕事探しのこと。病気のキャリアに因る制限や、52才と言う年齢うんぬんを越えるものが私に無いから、だから仕事が見つからないのだと思います。と言いたいところだけれど、そうだろうか?会いもしないうちから断られてしまう。まして罵られるのは心外。

当局の指導で今は「年齢不問」としなければならないそうです。が、ああ、都会でも田舎でも酷いものです。いったい世間には、35過ぎの中年女は蔑んでも可、なんて不文律があるのですか。私は声が若いそうで、電話でも初めは丁寧に受け答えしてもらえます。しかし年齢が分かった途端がいけない。「…あ、もう結構です(と一方的に切る)」「(応募するなんて)何か勘違いしてませんか」は良い方で、「何しに来るつもりだ」「職場の士気が落ちる」「ババアは要らん」。中にはちょうどいいサンドバッグが見つかったとばかり「30過ぎはクサイ」「ババアは手癖がワリィ」等々言い捨てるのも。

地元の知人女性も職探ししていますが、「ハローワークからして、(40過ぎたら)諦めて下さいと言うし、しょうがないワ」と言っています。…うう(貴女は稼ぎの有る夫が居るからそれでもいいだろうけど、私は野垂れ死によ)(年金支給年齢になる前に死んでくれと言うことなのね)。

「ふん、死んでたまるかー」と女同士で大笑いしたいところですが、先は暗いです。私達は贅沢がしたいのではない。ただ税金や公共料金をきちんと払い、慎み深くこじんまりと暮らしたいだけなのですが。
たぶん本当に何か超えなくてはイカンのだとは思う。けど、それが何かもうわからない。

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