ぶたはぶた（私は私）

冷えびえ。暑かった東京から戻って一夜明けると、お山はもうすっかり秋です。桜の真っ赤な落ち葉が鮮やか。友からのメールでは、東京も昨夜からぐんと涼しくなったとか。こちらも日が暮れると、人も犬ももう息が白いです。

木〜金曜の２日間で27時間の東京滞在でした。家を留守にしたのは32時間。たったそれだけなのに、戻った家の中は微妙に雑然。犬猫からは「オカーターン！！」と妙に懐かれるし（笑）。

木曜の東大病院整形外科腫瘍診は、それはもう予約患者があふれにあふれて（医師が当日急に一人になってしまったためらしい）、私も２時間近く待って、診てもらうのは３分足らずですからね。はあやんなっちゃう。
その後、皇居近くのホテルにチェックインし、夜は劇団ZAPPAの講演を友人と見て、飲みに行って、終電一つ前の地下鉄でホテルに駆け込んだのが真夜中過ぎ。翌朝はたんと朝食をいただき、寝不足の割に元気いっぱい上野の都美術館に参りました。

金曜はフェルメール展を堪能したのです。17世紀のオランダの絵画。経済発展と国情安定が見て取れます。展覧会は殆ど毎回音声ガイドを借ります。今回は新しいペン型機械でした。ペン先でパンフ（iタッチ・ガイドシート）の目的の絵の写真にタッチすると、解説や音楽が流れる仕組み。軽くて小さくて、何より暗い中でボタンを押さずに済むのがマル。

今回の展覧会は、音声ガイドに流れる曲もとても良かったです。調べると、「芸大の音楽環境創造科？の作曲したオリジナル楽曲（フェルメール展テーマ曲「奇跡の光」他）」 とかなんとか。売り場でそのCDを探したものの、見つからず。まもなくのコンサートで演奏されるそうです。行きたいな。

私はこの時代の楽曲〜バロック音楽が好きなのです。ミュージアムショップに出かけて、ついフェルメールの絵（真珠の耳飾りの少女）が表紙になっているCDを買ってしまいました。ああ、ぶた（私）も、真珠の耳飾りが好きなのよ。CDの中身はクープラン他。

今日土曜日は、朝からドタバタ。月にたった一度の、資源ゴミ回収日ですから逃す訳にはまいらぬ。そのまま茅野美術館に絵を１枚（50号Ｍサイズ）を搬入。地元の美術展（第50回記念茅野市美術展）です。すると夕方電話が有り、私は会員でもない初出品だったのに、何と50周年の記念大賞を頂戴してしまいました。うわー、ちょっと絵を貸すくらいのつもりだったのに。次の土曜日の授賞式やらパーティは、どうにも休めない雰囲気。
ともかくですよ、地元の方々が何十年も支えてきたものです。新参の他所者に賞を横取りされたと言われないよう、気を付けて行動しようと思います。

夕方からは、バイト先の塾の歓送迎会。全員車なので例によって飲酒は無し。ひたすら食べました。ぶうぶう。

まあ何がどうあれ、ぶたはぶた（私は私）。明日からまた炊事洗濯掃除にバイト、その隙間に勉強と絵の制作。