なげく

20年余、朝早く寝て朝遅くに起きる暮らし、つまり４、５時間の睡眠でした。だから、今でも夜に寝て朝に起きるのが、ほんと不思議な気のすることもあります。昔は大阪や京都の時も諏訪でも、夜11時頃に仕事（安い給料なので、幾つかの仕事をかけもちで）から戻り、夜食の後は、さあ、朝まで制作だ、研究だ、それから家中片付けて犬の散歩を済ませて寝たものです。

今はもう昔のように健康では有りません。きかない無理をきかせて生きています。早く寝たくても、帰宅が早くて９時半では、何とかその日の内に横になるのが精一杯。それすらなかなか守れません。朝は医師の言い付けも有って、無理にでも６時半過ぎまでベットです。医師は最低７時間は寝ておれと言うのですが、さすがにそこまでの時間は私には無い。働かねばならないし、制作の時間も取りたいのです。
最近はまた忙しくて、手芸や読書なぞ遠い世界のこと。おけいこごとも会食も夢の夢。私も仕事をしないでおれれば、身体には一番いいのですが。これでもし再びの手術となったら、もう私はどうしたらいいかわかりません。犬や猫はどうなるのでしょう（最悪の覚悟もしておかねば）。

仕事と家事と制作研究で、もはや夜には心が暗くなるほど疲れてしまいます。そんな時に、難しい電話があったり、いろいろ不安事があったり、傷つけられたりなじられたりすると、うまく対処できません。弱いので、人に優しくできないのです。たとえ好きな人でも、その人の為に動けないのです。ああ、やあね。生きるのが辛いなあと思うなんて。
せめて夜はひどいことを言われたくない。悪いことを考えたくないし、聞きたくないものです。自分も言わないようにしなくてはね。