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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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山吹の花が咲き始めました。私が名古屋の山吹小学校に上がったのは、ああ45年も昔になっちゃったのね。まあそれにしても、今年は揃って花の咲き初めが早い。花を見るのは楽しい。嬉しい。けれど、温暖化だ異常気象だと言うから不安でもあるのです。

午後は人に「金箔の貼り方」を教えました。相手は初心者ですからもちろん純金箔ではなく、俗に言う「まがい金」を利用。まがい金は、すなわちただの金色の金属箔。商品名では「洋箔」と言われる銅87%、亜鉛13%のもので 、50枚で2000円前後と安価。大きさは店によって異なりほぼ127〜150mm四方。色は赤口または青口が有ります。私は京都の堀金で購います。

洋箔って、まあほんとにテラテラとした山吹色(めのうで磨いたら、きっとピカピカよ)。「純金箔(金94.4%、銀4.93%、銅0.66%、10枚で2000円前後)」に比べて色がこってり強くて丈夫な感じ…と言えば聞こえはいいが、要するに純金の繊細さと気品を求めるのは間違いで、ちょっと図々しい感じがします。 も少しお金を出して「三歩色(金75.53% 純銀24.46%)」という金箔にすれば。かなり落ち着きが出ます。
ただし純金箔は大きさも109mm四方と小さめで、厚みは0.3ミクロン以下、ほぼ0.1ミクロンと、これは洋箔の数分の一。そんなのを紙にペラリと1枚きり貼った程度では、紙がうっすら透けてしまいます。だから道具屋さんも私も箔は2重に張り込みます。

箔は10〜50枚の束になっています。金箔の1枚ごとに薄い紙が挟まれて、箔と紙で一組(この薄紙が今流行りの脂取り紙になったそうな)。この一組ずつをば使う分だけ箔の束からよりわけることを、「箔をあかす」と言います。
この箔あかしも難しいけれど、あかした金箔を上手く取り上げるのは慣れないと難しい。貼るのはさらに難しい。竹製の「箔はさみ」も慣れない人には使いにくい。

まあ練習あるのみ。ガンバッテクレ。

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