日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
- もう言わない。
- (2009/09/01)
- だめだ
- (2009/08/13)
- 体調はまあまあ
- (2009/08/10)
- 日記引っ越しだけどここも継続
- (2009/07/31)
- こんなこと書いてたり
- (2009/07/29)
東山魁夷の作品に、「残照」と言うのが有ります。午後遅い光を静かにたたえた、淡い空と日本の山並の、あの絵です。戦後1947年に発表されたもので、千葉や甲州や上越の山々を重ねたと言う想像の風景です。
先日、長野県川上村を尋ねた帰路での事です。川上村から県道2号に入ると、やがて馬越峠と言う、うんと狭くうんとヘアピンな(積雪時に通りたくない感じの)峠にかかります。その峠のヘアピンを曲がり終え、くだりに差し掛かった瞬間だったと思います(間違ってたらご免なさい)。あの「残照」を思わせる風景に遇いました。
おそらく絵と同じような午後の時間、陽光の具合で、ああ、ああ、と何度も感歎したことです。
佳い風景は、たとえ一瞬でも心に深く焼き付いて、心の引出しに大切にしまわれます。佳い香、佳い言葉などと同じく、大切な大切な宝物。悲しい時、辛い時、惨めに打ちのめされても、ふと思い出せば何と言う幸福感。ありがたい。不思議に心が強くなって顔を上げられるんだわ。
先日、長野県川上村を尋ねた帰路での事です。川上村から県道2号に入ると、やがて馬越峠と言う、うんと狭くうんとヘアピンな(積雪時に通りたくない感じの)峠にかかります。その峠のヘアピンを曲がり終え、くだりに差し掛かった瞬間だったと思います(間違ってたらご免なさい)。あの「残照」を思わせる風景に遇いました。
おそらく絵と同じような午後の時間、陽光の具合で、ああ、ああ、と何度も感歎したことです。
佳い風景は、たとえ一瞬でも心に深く焼き付いて、心の引出しに大切にしまわれます。佳い香、佳い言葉などと同じく、大切な大切な宝物。悲しい時、辛い時、惨めに打ちのめされても、ふと思い出せば何と言う幸福感。ありがたい。不思議に心が強くなって顔を上げられるんだわ。
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