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日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
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「やったもん勝ち」なる言葉が有ります。「悩みつつもまずはコトを始めた方がいい」と言う意味だと私は思っています。けして「早い者勝ち」や「結果オーライ」とか「事後報告」的な、浅卑な意味ではないと思います。

と言うことで、とうとう古代中国の哲学書「淮南子(えなんじ)」を読み始めてしまいました。古代から平安あたりまでの日本の知識人が、皆熟読したであろう「淮南子」、我が国の正史「日本書紀」の文章の典拠にもなった書物です。
ともかく、スケジュール調整とか時間確保なんて言ってたら、何も始められないからです。老母老叔母機龍に犬猫と、突発事項の多い我が暮らしですもの。今後はできれば朝の勉強ができる日(週に3、4日ですが)に、日に30分を目安として一区切りずつでも修めようと思います(ああ、数学がちっとも進まぬ)。

それにしても漢字のワカランことと言ったら!今の意味と違うし、だいたい漢文自体忘れているし!まして紀元前の文言ですからね、読み下すだけでひと汗です。幸い明治書院の「淮南子(上中下巻)」は、旧仮名遣いの振り仮名やレ点等が整備され、模範の読み下し文や解説もしっかりあります。なので何とか一区切り読み上げ、その日に修めた分の読み下し文を書き写すことにしました。

来週には「礼記」などが届きます(いったいいつ取りかかれるのやら)。まず上巻だけ買いましたが、今直ぐ確認したい「月令(がちりょう)」は、はてどの巻に掲載されているのかな。月令とは、どの季節や月にはどのような行事や仕事や用事をすべきか、年間の行事習俗について書かれたもの。もとは各月に為政者が出す布告のことでした。

ところで、かの泉鏡花も「月令十二態」なる美麗な文章を遺しています。今は青空文庫で読むことが出来ます。(テキスト
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