一番美しい日

今日は美しい日でした。世界中で一番美しい日でした。午前中に用事に出かけた農道で、太陽もアルプスも残雪も野山も田畑もツーリングのライダー達もみんな輝いていました。本当に世界が輝いていました。

雲一つない青空だったから。雨に洗われた後の新緑だったから。気温が低くて空気が澄み渡っていたから。さあ、理由はわかりません。たとえひとりぼっちでも、こんな日に天女平にでも出かけないなんて、高い所へ登らないなんて、どうかしています。

その私はどうかしているので、ずうっと家の中で顧客のHPの更新作業をしていました。緊急の仕事だったのです。仕事をしながらも戸外が輝いているのがわかりました。世界中で一番美しい日なのが嬉しくて、さらに親身になって仕事をする気になりました。うまくできたかなあ。気に入られるかなあ。

おかげで当初の予定の、「ウォーキング・クローゼットの整理整頓と、古着の始末（使えるボタンを外し、傷みの無い部分の布を切り取る）」が、なあんにもできませんでした。が、まあそんなことはどうでもいいやと思いました。さて、今夜の夕食は巻寿司です。

あ、昨日はやっと１枚、作品が完成しました。これは拙いと自分でも思いますが嬉しいです。

五月

みんなが生きようとしている中で、ひっそりと、または突然に、死んでいくものがある。それが際立つ５月であること。

今日は絵も研究もしないで、掃除をし、仕事の画像処理と販促関連のメール処理をしました。時折愛知県のたてこもりのニュースを試聴。庭に目をやれば、おお、ここ数年、どうもいじけたような妙な緑だった「血潮紅葉」という品種の紅葉が、今年は芽生えから今日まで実に鮮やかな赤です。近隣からもひときわ目を引きます。私はその下で、繁茂し過ぎそうな蕗を幾らか抜き取りました。NIKO犬も猫たちも一緒に居ました。NIKOはもう勝手に何処かへ行ってしまうことがありません。私の傍でくんくんふんふん言っています。蕗はまだたくさん生えている。残りはもう少し大きくして、たまに夕餉の菜にします。さらりと炊くと美味でしょう。

きっかけ

人は何をきっかけに、心が動くものでしょう。ああ、顔が上がり手足が動き声が出る。雨に濡れた新緑。鮮やかです。好きな詩を見つけては声に出して読む。暖かです。

去年の夏頃に落ち込み、這い上がってまた倒れる。特にこの数カ月、私は自分を否定し、心を病みかけていました。病んでいたかもしれません。多くの人を傷つけ家族や機龍に迷惑をかけたおしました。
ただ、かなりひどい時でも私には食べ物の味が何とかわかり（わかろうとし）、やがて映画や舞台に連れ出してもらっては感激し、そうやって自分の生を確認しようとしていました。友達の一言、犬猫の声や温もり、真に優れた音や色形、それらはひとすじの光であり、ともすれば見失いかけるのに、何の働きが有るのでしょうか、光はもう目を伏せかけた私にまで届けられようとしていました。そう思います。

心配しないで下さい。私は這い上がり方を間違ったりしません。

16日３つめの日記はごめんなさい

医師の言うことを守るよう努めてはいますが、以前からの不調が、他の不安要素も加わって、やはりうまく戻らないでいます。午後以外は身体が冷えきって動かないのです。もしかすると家を離れ、ネットができない事態も出て来るかもしれません。ここもとびとびになりましたら、ごめんなさい。また、どちらさまにも機龍にも、私の不徳でご迷惑ばかりかけてしまいました。どう叩かれても仕方がないのです。ただ今の私には償うことができず、それを心苦しく思います。本当にごめんなさい。

16日２つめの日記はアカモズ

昨夜の日記は疲れ果ててますね。イカン、いけませんねー。あんなことを書いてしまっては。読んでも誰もシヤワセになりません。昨日はね、私の大好きな鳥の事を書こうと思ったのに、何故かしらねー。

好きな鳥は「アカモズ」です。一番好きです。ああ、それが今年も来てくれました。昨日あたりから、一組のつがいが我家の庭を行ったり来たりしています。アカモズは20cmばかりの夏鳥で、背中が赤褐色、顔と腹が白、嘴から目にかけて黒い筋。新緑に映える美しいこの野鳥は、悲しいかな、方々でレッドデータブックに載せられてしまっています。この鳥の写真を壁紙で提供して下さっているブログがあります(さっそくダウンロード）。
今年もどうか無事に繁殖してくれますように。