日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
- もう言わない。
- (2009/09/01)
- だめだ
- (2009/08/13)
- 体調はまあまあ
- (2009/08/10)
- 日記引っ越しだけどここも継続
- (2009/07/31)
- こんなこと書いてたり
- (2009/07/29)
バラとオダマキ、花が遅いような気がしていたけれど、先日から急に咲きそろいました。気温が一気に上がって、昼間は真夏のように蒸し暑い感じでしたもの。
ノバラは暗い薮で星のよう。ドッグローズは百程も花開きました。なのにあいにくの雨。蜜蜂たちも働きにくいでしょう。雨間を縫ってがんばれがんばれ。晩秋の真っ赤なローズヒップを楽しみにしているわ。
オダマキは、すっかり珍花になった赤花(渋いえんじ色で茶席に好適)の株が自然に増えてくれています。一番早かった花を描こう種子を採ろうと、楽しみにしていたのですが、がっかり。今朝見たら花は引きちぎられていました。庭に何者かが侵入した跡が…庭の真ん中なのに。侵入されないよう、庭中草茫茫にしてあるのに。怖い。人間ではありませんように。それにしても、ちょっと歩きよく刈ると、途端に入られます。
ところでオダマキの花は、キリスト教圏では15世紀くらいまで、キリストの霊性を表すものとされ、古くは7輪の花が描かれました。葉が三つに分かれているため、三位一体の象徴ともされたそうです。また聖母マリアがキリストの死を悲しみ、その落涙した場所に生えたと言う話も読みました。
以上を踏まえてオダマキは、かつては聖母子像を中心とした宗教画に描かれる高貴な花でした。ルーヴル美術館の「岩窟の聖母」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)の、聖母子の背後にもオダマキは描かれているそうで、でも私が昔日に見た時は、その知識も無く、ルーヴル美術館には一ヶ月も通ったのに気がつきませんでした…無知は悲しいの見本。
そのオダマキの花も、何故か16世紀になるとキリスト教絵画に見られなくなり、シェイクスピア(1564-1616、前に「人殺しいろいろ」と教わった^^;)が活躍する頃には、不倫、嫉妬、忘恩など、まあろくでもない意味が付いてしまいました。オダマキの英名Columbineは、ラテン語で「鳩のような」という意味で、花の形が飛んでいる鳩に似ていることから名づけられようです。また「寝取られ男」の意味も。
「ハムレット」では、狂ったオフィーリアがオダマキを人に渡す場面が有ります。おおここに「不義密通」の意味が。シェイクスピアはその筆力で、それこそたくさんの花と花言葉を利用し、作品に登場させています。劇的な場面がより美しく恐ろしく印象的になるように。
ノバラは暗い薮で星のよう。ドッグローズは百程も花開きました。なのにあいにくの雨。蜜蜂たちも働きにくいでしょう。雨間を縫ってがんばれがんばれ。晩秋の真っ赤なローズヒップを楽しみにしているわ。
オダマキは、すっかり珍花になった赤花(渋いえんじ色で茶席に好適)の株が自然に増えてくれています。一番早かった花を描こう種子を採ろうと、楽しみにしていたのですが、がっかり。今朝見たら花は引きちぎられていました。庭に何者かが侵入した跡が…庭の真ん中なのに。侵入されないよう、庭中草茫茫にしてあるのに。怖い。人間ではありませんように。それにしても、ちょっと歩きよく刈ると、途端に入られます。
ところでオダマキの花は、キリスト教圏では15世紀くらいまで、キリストの霊性を表すものとされ、古くは7輪の花が描かれました。葉が三つに分かれているため、三位一体の象徴ともされたそうです。また聖母マリアがキリストの死を悲しみ、その落涙した場所に生えたと言う話も読みました。
以上を踏まえてオダマキは、かつては聖母子像を中心とした宗教画に描かれる高貴な花でした。ルーヴル美術館の「岩窟の聖母」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)の、聖母子の背後にもオダマキは描かれているそうで、でも私が昔日に見た時は、その知識も無く、ルーヴル美術館には一ヶ月も通ったのに気がつきませんでした…無知は悲しいの見本。
そのオダマキの花も、何故か16世紀になるとキリスト教絵画に見られなくなり、シェイクスピア(1564-1616、前に「人殺しいろいろ」と教わった^^;)が活躍する頃には、不倫、嫉妬、忘恩など、まあろくでもない意味が付いてしまいました。オダマキの英名Columbineは、ラテン語で「鳩のような」という意味で、花の形が飛んでいる鳩に似ていることから名づけられようです。また「寝取られ男」の意味も。
「ハムレット」では、狂ったオフィーリアがオダマキを人に渡す場面が有ります。おおここに「不義密通」の意味が。シェイクスピアはその筆力で、それこそたくさんの花と花言葉を利用し、作品に登場させています。劇的な場面がより美しく恐ろしく印象的になるように。
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