日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
- もう言わない。
- (2009/09/01)
- だめだ
- (2009/08/13)
- 体調はまあまあ
- (2009/08/10)
- 日記引っ越しだけどここも継続
- (2009/07/31)
- こんなこと書いてたり
- (2009/07/29)
我家の周りは今、ふくいく(馥郁と書くのね)と、それはそれは佳い香りが満ち満ちています。周囲の10本ばかり有るコナシ(ズミ)の大木が一斉に開花し始めたのです。今年は花の当たり年、ほんのり淡い淡い薄紅の何万もの花の、柔らかく気品のある香り。ひとつひとつの花の香りは微々たるものなのに、今、花木の下など立とうものなら、もはや香りでくらくら。脳の中が不思議に幸福で平和になるの。
満開間近となれば、当然、我屋根に巣を構える日本蜜蜂たちも大興奮。巣の目の前に上等の蜜がたっぷり有るんですもの。未明から夕暮れまで羽音も高く大忙し。まるで分蜂したかのような騒ぎです。
真っ青の雲一つない空に、ブンブン、ブンブン、合間にカッコウ、またまたブンブン、合間にカッコウ、とまあ山の家の界隈は賑やかなり。
満開間近となれば、当然、我屋根に巣を構える日本蜜蜂たちも大興奮。巣の目の前に上等の蜜がたっぷり有るんですもの。未明から夕暮れまで羽音も高く大忙し。まるで分蜂したかのような騒ぎです。
真っ青の雲一つない空に、ブンブン、ブンブン、合間にカッコウ、またまたブンブン、合間にカッコウ、とまあ山の家の界隈は賑やかなり。
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夜半の激しい雨が上がり、明ければ「カッコー、カッカッコー」。今年の初郭公です。これで霜の心配はまずなくなりました。まだ夜などは暖房を使う日も多いですが、いよいよ晩春から初夏へ季節が動きます。
陽光暖かく、五月の風の中、日本蜜蜂はブンブン元気だし、黒の小振りの揚羽蝶は梢の高みを舞い飛んで、そのまた上にはノスリが悠々円を描いています。野鼠でも探しているのでしょう。ノスリはかなり大きいし、広げた翼を下から見上げると白っぽいのです。茶色のトビなどとはすぐに見分けがつきます。
陽光暖かく、五月の風の中、日本蜜蜂はブンブン元気だし、黒の小振りの揚羽蝶は梢の高みを舞い飛んで、そのまた上にはノスリが悠々円を描いています。野鼠でも探しているのでしょう。ノスリはかなり大きいし、広げた翼を下から見上げると白っぽいのです。茶色のトビなどとはすぐに見分けがつきます。
今日は吉野裕子全集第3巻、「陰陽五行思想から見た日本の祭—伊勢神宮祭祀・大嘗祭を中心として—」を読み進みました。ようやく午前中に勉強の時間が取れる日が出てきたのです。この時間が家の事や打合せなどで潰れてしまうと、制作の時間を失うよりもがっかりします。
私は、自分が何故諏訪に来たのかと思っていました。他の所だって良かったのです。ただこちらに転居した時に、何と言うか、帰ってきたと言うか、永年の思いの結果ようやく辿り着いたと言う、妙な不思議な感じがあったからです。
それらの疑問を何処か心の中に秘めて勉強すると、思いがけないところに鍵や入り口があったりします。
私は、自分が何故諏訪に来たのかと思っていました。他の所だって良かったのです。ただこちらに転居した時に、何と言うか、帰ってきたと言うか、永年の思いの結果ようやく辿り着いたと言う、妙な不思議な感じがあったからです。
それらの疑問を何処か心の中に秘めて勉強すると、思いがけないところに鍵や入り口があったりします。
いっぱい、たくさん、いろいろ、なものが我家を住処にしています。
まず生きて目に見えるものだけでも、私でしょ、機龍でしょ、そしてNIKO犬に護摩猫に銀鈴猫。西の屋根のひさしの中に日本蜜蜂(新たな群れらしい)、東の屋根のひさしの穴に今年はムクドリ一家(去年までは穴を開けた張本人のアカゲラ)。あらゆる種類の蜘蛛、困ったカメムシや小さい蟻たち、時々ホタルやトンボや…ふ、なんで入ってきちゃうんだろう。昆虫はキリがない。
でも、もう、いつか先に逝かれて、たくさんのものと会えなくなっちゃった。
今日は午前中はNIKO犬の畜犬登録と狂犬病予防注射でした。行く途中で、牝や子供ばかりの鹿の群れが道を横断しているのに遭いました。みんなが渡りきるまで、路上でしばし待たせてもらいました。車窓からふと見上げる空は、ほんのり薄紅のかった春の色です。
庭でエンレイソウが開花し、周囲に株が増えているのを見つけました。嬉し。
まず生きて目に見えるものだけでも、私でしょ、機龍でしょ、そしてNIKO犬に護摩猫に銀鈴猫。西の屋根のひさしの中に日本蜜蜂(新たな群れらしい)、東の屋根のひさしの穴に今年はムクドリ一家(去年までは穴を開けた張本人のアカゲラ)。あらゆる種類の蜘蛛、困ったカメムシや小さい蟻たち、時々ホタルやトンボや…ふ、なんで入ってきちゃうんだろう。昆虫はキリがない。
でも、もう、いつか先に逝かれて、たくさんのものと会えなくなっちゃった。
今日は午前中はNIKO犬の畜犬登録と狂犬病予防注射でした。行く途中で、牝や子供ばかりの鹿の群れが道を横断しているのに遭いました。みんなが渡りきるまで、路上でしばし待たせてもらいました。車窓からふと見上げる空は、ほんのり薄紅のかった春の色です。
庭でエンレイソウが開花し、周囲に株が増えているのを見つけました。嬉し。
塾の仕事から帰宅すると、いつもNIKO犬の用足しに外に出るのです。今夜(21時20分頃)も出てみると、おや、何だか頭上が妖しい雰囲気。見上げて驚きました。
夜の、虹。
南天の十夜月をぐるりと取り巻く傘、その、とてつもなく大きな大きな虹色の半円。
すぐに機龍を呼び、この幻想的な天空の様を見上げることしばし。
月の光から生まれた虹は、星座の中に美しいスペクトルを描いていました。15分前に塾を出た時には無かった。夜の大きな虹は、様々な気象条件が揃わないとなかなか見られるものではないとか。「虹月」とも言うそうで、ハワイでは最高の祝福とされているようです。
まあ、私ごときにありがたいこと。
夜の、虹。
南天の十夜月をぐるりと取り巻く傘、その、とてつもなく大きな大きな虹色の半円。
すぐに機龍を呼び、この幻想的な天空の様を見上げることしばし。
月の光から生まれた虹は、星座の中に美しいスペクトルを描いていました。15分前に塾を出た時には無かった。夜の大きな虹は、様々な気象条件が揃わないとなかなか見られるものではないとか。「虹月」とも言うそうで、ハワイでは最高の祝福とされているようです。
まあ、私ごときにありがたいこと。