日本画と手仕事と暮らしの覚え書き
- もう言わない。
- (2009/09/01)
- だめだ
- (2009/08/13)
- 体調はまあまあ
- (2009/08/10)
- 日記引っ越しだけどここも継続
- (2009/07/31)
- こんなこと書いてたり
- (2009/07/29)
子供の頃から私は、自分の本当の思いをきちんと言えない。心の中の小さく震えるものが、ようやっと言葉と言う形になるのは、もう随分経ってからなのです。言うべき時を逃し、伝えるべき相手が居なくなって、それから何日も何ヶ月も、時には何年も経って、何もかも過ぎ去って、もはや世の中も変わってしまってから、やっとぽつりと心の中で言っていたりする(どうでもいいこと余計なことは、言い過ぎるくらい言うのにね)。それに言い訳も苦手です。違うもん違うもんと、やあっと言える頃には、ことは過ぎ去って久しい。どうして違うのかも、上手く言えないまま。
だから当然、誤解もされ、また願いが叶うはずもないのでした(あなたも、そう?)。
昨日は、私の一番好きな従姉妹の「みちこちゃん」の消息を母から聞くことができました。うんと嬉しかったです。今、みちこちゃんは秋田は大館に住み、仲良しの夫君と心豊かに幸せに暮らしています。まもなく結婚する息子と、プリプリに可愛い娘が居るのですが、皆でこの信州にも寄ってくれたらいいなあと思います。
…いいなあと思う、のだけど。
こんな、家ですよ。傷み荒れ、修繕の手立ても無く、何もかも古臭く壊れかけた家ですよ。まあ家は仕方がないとしましょう。問題は持ち主が一番、傷んで壊れてささくれていること。ああ、こんな私に、もてなしの一杯の水が、澄んだ水が差し上げられるものでしょうか。
今夜の塾の帰り道、道の真中に狸が1匹転がっていました。はねられたらしく、道にはかなりの血が流れ出て、でもまだ少し動いてこちらをじっと見るのです。このままではやがて、後続車に生きながら轢かれるでしょう。脚を微かに動かそうとしているのは、どこか静かなところ安全なところへ行きたいのでしょう。
私は車を停めました。声を掛けながら狸の背中をさすると、狸はふう〜と伸びをしました。咬まないでねと頼み(破傷風のワクチン接種済ですが)、狸のわきを背中から持ち上げました。かなり重い。膝上まで雪に埋もれながら、傍らの林に分け入り、狸の身体を針葉樹の根元に横たえました。もう一度触れると、狸はシュウと唸りました。人間なんか、嫌いに決まっているのです。
たぶん、狸は凍死するでしょう。私は狸を見捨ててきました。こんな私のようなのを偽善者、自己満足と言うのでしょう。家に着いて、暗い雪空に向かい、私は偽善者ですと言いました。何日か前にも、私はその言葉を人から言われたばかりです。
だから当然、誤解もされ、また願いが叶うはずもないのでした(あなたも、そう?)。
昨日は、私の一番好きな従姉妹の「みちこちゃん」の消息を母から聞くことができました。うんと嬉しかったです。今、みちこちゃんは秋田は大館に住み、仲良しの夫君と心豊かに幸せに暮らしています。まもなく結婚する息子と、プリプリに可愛い娘が居るのですが、皆でこの信州にも寄ってくれたらいいなあと思います。
…いいなあと思う、のだけど。
こんな、家ですよ。傷み荒れ、修繕の手立ても無く、何もかも古臭く壊れかけた家ですよ。まあ家は仕方がないとしましょう。問題は持ち主が一番、傷んで壊れてささくれていること。ああ、こんな私に、もてなしの一杯の水が、澄んだ水が差し上げられるものでしょうか。
今夜の塾の帰り道、道の真中に狸が1匹転がっていました。はねられたらしく、道にはかなりの血が流れ出て、でもまだ少し動いてこちらをじっと見るのです。このままではやがて、後続車に生きながら轢かれるでしょう。脚を微かに動かそうとしているのは、どこか静かなところ安全なところへ行きたいのでしょう。
私は車を停めました。声を掛けながら狸の背中をさすると、狸はふう〜と伸びをしました。咬まないでねと頼み(破傷風のワクチン接種済ですが)、狸のわきを背中から持ち上げました。かなり重い。膝上まで雪に埋もれながら、傍らの林に分け入り、狸の身体を針葉樹の根元に横たえました。もう一度触れると、狸はシュウと唸りました。人間なんか、嫌いに決まっているのです。
たぶん、狸は凍死するでしょう。私は狸を見捨ててきました。こんな私のようなのを偽善者、自己満足と言うのでしょう。家に着いて、暗い雪空に向かい、私は偽善者ですと言いました。何日か前にも、私はその言葉を人から言われたばかりです。
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すってん!と転びました。仰向けに、車庫の前で。夕方から午後9時半までの降雪20cm、不注意にも私は、雪の下に氷が有ることを忘れていたのです。
ええ、こんな日は外出なんかしたくないですよね。車が雪まみれになってしまうもの。でも仕方がない、今夜は塾の仕事。案の定仕事で4時間駐車した間に、もはやどれが誰の車かわからぬ程、雪に埋もれてしまいました。
この時期、地元民は誰もが柄の長い洗車ブラシやスクレイパーを持参しています。車の窓、前照灯やウィンカーはもちろん、屋根やボンネットに降り積もった雪、ステップの雪、全部ていねいに落とすのです。さもないと、雪はもうガリガリに凍り付いてしまって、当分剥がれなくなります。
ともかく積もった雪はある程度落としました。けれど、家まで15分ばかり走行したら、車はまた雪まみれになりました。我家は屋内車庫です。もし雪を載せたまま入庫したら、もう車庫中水浸し、朝には凍ってツールツルになってしまうわ。だから車庫の前で雪を落とそうと、私は洗車ブラシを振り上げていたのです。
ところが、タイヤの泥除けにこびりついた雪塊が、なかなか取れない。それで横着して蹴り落とそうとしたら、すってん!と転んだと言うワケです。ああもう!したたかにお尻を打って、うんと痛いです〜(しくしく)(マジ、デブで良かった)。
ぞっとしたのは、転んで自分の頭のすぐ傍に有る縁石を見た時です。あと数センチで危ないところでした。真夜中の雪の山中に独り倒れても、絶対誰も気がつかないもーん。
ああ、また救われた。誰か助けて下さった。ありがとうございます。その後はすぐにスパイク付きの長靴に履き替え、気を取り直してお尻を撫で撫で(かなり滑稽な姿でしょうね)、車庫の前の雪かきを頑張りました。朝まで積もるままに放っておいたら、もはや私の力では除雪できなくなるからです。終わったら夜10時を回っていました。
夕方から降り出した雪は、深夜0時の今も間断なく降り続けています。さっき屋根の雪だろうか、恐ろしい音を立てて落下しました。家が揺れました。
ええ、こんな日は外出なんかしたくないですよね。車が雪まみれになってしまうもの。でも仕方がない、今夜は塾の仕事。案の定仕事で4時間駐車した間に、もはやどれが誰の車かわからぬ程、雪に埋もれてしまいました。
この時期、地元民は誰もが柄の長い洗車ブラシやスクレイパーを持参しています。車の窓、前照灯やウィンカーはもちろん、屋根やボンネットに降り積もった雪、ステップの雪、全部ていねいに落とすのです。さもないと、雪はもうガリガリに凍り付いてしまって、当分剥がれなくなります。
ともかく積もった雪はある程度落としました。けれど、家まで15分ばかり走行したら、車はまた雪まみれになりました。我家は屋内車庫です。もし雪を載せたまま入庫したら、もう車庫中水浸し、朝には凍ってツールツルになってしまうわ。だから車庫の前で雪を落とそうと、私は洗車ブラシを振り上げていたのです。
ところが、タイヤの泥除けにこびりついた雪塊が、なかなか取れない。それで横着して蹴り落とそうとしたら、すってん!と転んだと言うワケです。ああもう!したたかにお尻を打って、うんと痛いです〜(しくしく)(マジ、デブで良かった)。
ぞっとしたのは、転んで自分の頭のすぐ傍に有る縁石を見た時です。あと数センチで危ないところでした。真夜中の雪の山中に独り倒れても、絶対誰も気がつかないもーん。
ああ、また救われた。誰か助けて下さった。ありがとうございます。その後はすぐにスパイク付きの長靴に履き替え、気を取り直してお尻を撫で撫で(かなり滑稽な姿でしょうね)、車庫の前の雪かきを頑張りました。朝まで積もるままに放っておいたら、もはや私の力では除雪できなくなるからです。終わったら夜10時を回っていました。
夕方から降り出した雪は、深夜0時の今も間断なく降り続けています。さっき屋根の雪だろうか、恐ろしい音を立てて落下しました。家が揺れました。
ほんとはね、家中の掃除に大物の洗濯に部屋の模様替えをしなくてはならんのです。次々と猛然と家事をこなさねば…ならんのです。
が、なぁんにも手を付けていません。もう玄関も居室も何処も埃だらけ、ソファのカバーもマットもうっすら汚れて、ああ情けない。
まず、時間が無い。昨日は塾の準備と仕事が有ったし、今日は今日で、午前10時から顧客とHP更新作業の打ち合わせや、そのための資料収集検討など。夕方近くに戻って犬の散歩したら、もはや掃除するヒマも気力も体力も有りませんでした。
洗濯だって、ちぃとも進まない。雪と氷の戸外に干したところで何日経ってもただ凍っているだけなの。だから、屋内天井裏の物干廊下に干すのです。でもスペースに限りが有るもの、干せるのはせいぜいシーツが2〜3枚。
さらに次々と用事は増える。顧客のHPは今回も更新作業と思っていたら、大幅な改造を要望されました。しかもできれば今月中に仕上げ。うわー(ちょっとは収入になるので有難いのですけど)。
吉野裕子全集も次は第6巻なのですが、そんなもの、いつ手が付けられる事やら。まして先日から買い求めた本など、当分はツンドク状態だわ。
が、なぁんにも手を付けていません。もう玄関も居室も何処も埃だらけ、ソファのカバーもマットもうっすら汚れて、ああ情けない。
まず、時間が無い。昨日は塾の準備と仕事が有ったし、今日は今日で、午前10時から顧客とHP更新作業の打ち合わせや、そのための資料収集検討など。夕方近くに戻って犬の散歩したら、もはや掃除するヒマも気力も体力も有りませんでした。
洗濯だって、ちぃとも進まない。雪と氷の戸外に干したところで何日経ってもただ凍っているだけなの。だから、屋内天井裏の物干廊下に干すのです。でもスペースに限りが有るもの、干せるのはせいぜいシーツが2〜3枚。
さらに次々と用事は増える。顧客のHPは今回も更新作業と思っていたら、大幅な改造を要望されました。しかもできれば今月中に仕上げ。うわー(ちょっとは収入になるので有難いのですけど)。
吉野裕子全集も次は第6巻なのですが、そんなもの、いつ手が付けられる事やら。まして先日から買い求めた本など、当分はツンドク状態だわ。
金曜日は機龍の残った荷物が運び出されました。その後夕食に回転寿司に連れて行ってもらいました。御馳走様でした。
さて、寿司屋隣の本屋(文教堂)が閉店になるのを知って、とても落胆。ここは地方の書店とは思えぬ充実の品揃えでしたから(また書店不毛の地に逆戻りね)。以前に聞いたところでは、書店の売れ残りの本は返品されるか、または返品不能の書籍(岩波など)は、安売りができなければ大方処分になる…のかしら。いやあ、もったいない。
さあさあ、宗教学やら文学の棚に欲しい本がたくさん。この際だとばかり、梵字の本2冊や、白隠禅師の「夜舟閑話(やせんかんな)」など、5冊をえいっと買う。機龍がまもなく上京するのですが、私の本を買いたい衝動はそのせいも有るかも。
その後、白樺湖、女神湖方面にドライブ。山中深く、夜の雪の中にぼうと浮かぶ、灯火と湖。静寂、美。
土曜日には、行きつけの「萬馬軒」で「つけ麺」。午後一番に岡谷で「感染列島」を見ました。機龍の意見はすなわち、ウィルスに感染していく日本国内の描写に不足が有り、結果やや真実味に欠けると言うことのようです。なるほど、そう言われてみれば。私などはつい情に流されてただ筋を追ってしまうけれど、男性の見方は分析的です。
日曜はお昼にこれまた行きつけの豚カツ屋「勝味庵」。午後からは件の間もなく閉店の本屋で本を追加購入。仏陀の写真集(中村元の監修/すばらしい)やら、仏像の見方の本、「嘆異抄」や「般若心経」の易しい?解説本、「古今和歌集」と「新古今和歌集」の解説書など。ああ、半年分の書籍予算を使ってしまいました。
夕方から日本映画を録画したDVD鑑賞。古い東京の姿がわかるもの2本で、まず「赤線地帯」。そして「素晴らしき日曜日」。黒澤の「素晴らしき日曜日」、いい。
月曜日は昼前に機龍出立。出がけに夜半からの雪をかいてもらいました。申し訳なかった(申し訳ない事ばかりでしたね)。
暖かい。でもそのせいで雪は重い。この先どうぞ健康で頑張ってほしい。それにしても人間この先どうなるのか、先が幾らかでも見えている人はいるのだろうか、そんな事を考えてしまいます。さあ私も働かねば。夜は仕事。帰宅遅い。
名古屋の母は、今日はカルチャーセンターのバスツアーで、琵琶湖や京都方面に吟行。はたして電話の向こうは弾んだ声で、安心しました。
月曜から一睡もする事無く仕事の事などあれこれして、ただ今火曜日の未明。これから4、5時間寝たら、犬の散歩を済ませて、副業のHP制作の顧客の所へ。帰宅は夕方になるでしょう。掃除や洗濯はやる時間が無いからもう後回しです。それより疲労がたまってきているので、注意注意。
さて、寿司屋隣の本屋(文教堂)が閉店になるのを知って、とても落胆。ここは地方の書店とは思えぬ充実の品揃えでしたから(また書店不毛の地に逆戻りね)。以前に聞いたところでは、書店の売れ残りの本は返品されるか、または返品不能の書籍(岩波など)は、安売りができなければ大方処分になる…のかしら。いやあ、もったいない。
さあさあ、宗教学やら文学の棚に欲しい本がたくさん。この際だとばかり、梵字の本2冊や、白隠禅師の「夜舟閑話(やせんかんな)」など、5冊をえいっと買う。機龍がまもなく上京するのですが、私の本を買いたい衝動はそのせいも有るかも。
その後、白樺湖、女神湖方面にドライブ。山中深く、夜の雪の中にぼうと浮かぶ、灯火と湖。静寂、美。
土曜日には、行きつけの「萬馬軒」で「つけ麺」。午後一番に岡谷で「感染列島」を見ました。機龍の意見はすなわち、ウィルスに感染していく日本国内の描写に不足が有り、結果やや真実味に欠けると言うことのようです。なるほど、そう言われてみれば。私などはつい情に流されてただ筋を追ってしまうけれど、男性の見方は分析的です。
日曜はお昼にこれまた行きつけの豚カツ屋「勝味庵」。午後からは件の間もなく閉店の本屋で本を追加購入。仏陀の写真集(中村元の監修/すばらしい)やら、仏像の見方の本、「嘆異抄」や「般若心経」の易しい?解説本、「古今和歌集」と「新古今和歌集」の解説書など。ああ、半年分の書籍予算を使ってしまいました。
夕方から日本映画を録画したDVD鑑賞。古い東京の姿がわかるもの2本で、まず「赤線地帯」。そして「素晴らしき日曜日」。黒澤の「素晴らしき日曜日」、いい。
月曜日は昼前に機龍出立。出がけに夜半からの雪をかいてもらいました。申し訳なかった(申し訳ない事ばかりでしたね)。
暖かい。でもそのせいで雪は重い。この先どうぞ健康で頑張ってほしい。それにしても人間この先どうなるのか、先が幾らかでも見えている人はいるのだろうか、そんな事を考えてしまいます。さあ私も働かねば。夜は仕事。帰宅遅い。
名古屋の母は、今日はカルチャーセンターのバスツアーで、琵琶湖や京都方面に吟行。はたして電話の向こうは弾んだ声で、安心しました。
月曜から一睡もする事無く仕事の事などあれこれして、ただ今火曜日の未明。これから4、5時間寝たら、犬の散歩を済ませて、副業のHP制作の顧客の所へ。帰宅は夕方になるでしょう。掃除や洗濯はやる時間が無いからもう後回しです。それより疲労がたまってきているので、注意注意。
「薔薇は生きてる」
昭和8年(1933年)に、肺結核のために16歳で早世された山川弥千枝さんの、日記、短歌、書簡などによる遺稿集です。もうみずみずしくて、すばらしい。こういうものが、有るのか!と思いました。まだところどころしか目にしていないけれど、私なんぞは確実に圧倒されると直感しています。川端康成や高見順らにも天才と言わしめたとのこと。戦前戦後の少女のバイブルもようやく復刻版が!創英社のがAmazonで入手できます。
「算数オリンピックに挑戦 04’〜07’版」
…わからんって。
仕事先の塾で担当している、それは賢い少年のために、数学オリンピックの書籍などと一緒に購入しました。オリンピックでは、数題を120分とかで解答するそうです。私なんぞはたった1問解くのにも、うっかりするとそのくらいかかります。ああ、私はアホだ。
昭和8年(1933年)に、肺結核のために16歳で早世された山川弥千枝さんの、日記、短歌、書簡などによる遺稿集です。もうみずみずしくて、すばらしい。こういうものが、有るのか!と思いました。まだところどころしか目にしていないけれど、私なんぞは確実に圧倒されると直感しています。川端康成や高見順らにも天才と言わしめたとのこと。戦前戦後の少女のバイブルもようやく復刻版が!創英社のがAmazonで入手できます。
「算数オリンピックに挑戦 04’〜07’版」
…わからんって。
仕事先の塾で担当している、それは賢い少年のために、数学オリンピックの書籍などと一緒に購入しました。オリンピックでは、数題を120分とかで解答するそうです。私なんぞはたった1問解くのにも、うっかりするとそのくらいかかります。ああ、私はアホだ。